JIS規格品 防水工事用アスファルトQ&A アスベストについて VOCについて 高日射反射率防水 適合表 下葺きの結露
工業会規格 学会発表梗概



 
 


第2章 アスファルト防水について
- Q8アスファルト防水とはどのようなものですか? -

A:
 建物の大切な役割の一つに「雨から守る」ことがあります。この役割は主に屋根が受け持ちます。瓦葺きの勾配屋根と異なりコンクリート造ビルの平面(陸)屋根では、雨水を一旦溜める状態となるため極めて信頼性の高い防水性が要求されます。
 どのように堅固なコンクリートでも、それ自体で雨水の浸入を防ぐことはできません。そこには、一点の針穴も許されない連続した皮膜の「防水層」が必要とされ、防水工事が行われます。

 「防水」には素材や施工法により、いくつかの種類があります。その中でも「アスファルト防水」は、
100年来の実績を踏まえた信頼性の最も高い防水工法として国土交通省の建築工事共通仕様書を始め、各省庁仕様書にも採用されています。又、日本建築学会建築工事共通仕様書(JASS 8)にも20年来認定されており、現在の防水業界では代表的な主流工法です。
 
 アスファルト防水工法は、工場で製造されるアスファルトルーフイング*を施工現場で加熱溶融させた液状のアスファルトで貼り合わせていく工法です(流し貼り)。


注)アスファルトルーフイング*: 合成繊維不織布や有機繊維を基材として、溶融アスファルトを工場で含浸塗覆した、一定厚さのシート状の防水材料

 アスファルト防水工法の信頼性の高さは、この定形材料のルーフイングと不定形材料である溶融アスファルトとの組合せによる隙間のない層が形成できることと、さらには二層以上に積層して「防水層」が完成することにあります。主役はあくまで熱溶融が可能なアスファルトです。

 施工現場でのアスファルトの溶融は、専用の溶融釜(熱源;灯油バーナー、プロパンガスバーナー、電気等)で、温度を管理しつつ専門の技能貝が行います。

温度管理の目的は、 1.溶融アスファルトの品質管理
  2.作業の進捗状況に合わせた溶融アスファルト量の確保
  3.過加熱による煙、臭気の過剰発生の防止
  4.熱源等の安全管理         があげられます。
       
 最後に、今まで述べてきた「アスファルト防水」の、工事現場で施工される最終の製品としての形「防水層」の断面モデル図を示します。この「防水層」がコンクリートのひび割れや劣化による雨水の浸透(漏水)を防ぎます。


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